なかった事実をもとに、思いがけず非難されることがある。
しかも直接じゃなくその人には見えないところで。
でもそういうのってなぜか、よその人を経由して知ることになったりする。
だからその人「事実と違いますよ、
実際にこれはコレコレこういうことで、ほんと驚きました」なんて言いたくなるし、
やっぱり言っちゃうのだけれど、
そうすると俄然よくないみたいで、
ともすると破門すらうっすら見えてくる。
なぜかほんと、驚いちゃうんだけど。
最新の頭脳に聞いてみたら、
「メンツを重んじるですよ、戦略的言動を心がけて上手く動いてください」と言われた。
その人「大人になれ」って、人間じゃないものに言われた。
ちなみにこれは北野映画の話じゃなくて、
一見すごくまともな、とてもよく、よくできた人たちのお話。
でもよくよく聞いてみたらその人、あのとき気分はちょっと『アウトレイジ』だったって。
まだまだきちんと、大人になってください。
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なめてんのか
なめてなんかぁ
いねえよと
言ってるうちは
まだ平和
布山 登